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建御名方神

更新日: 2010年11月30日 16:54:55   


名称建御名方神
ふりがなたけみなかたのかみ
別称武南方神
諏訪神(すわのかみ)
建御名方命
神格軍神、山の神、狩猟神、風の神、農耕神、湖の神
御神徳五穀豊穣、国土安定、事業隆盛、交通安全、開運福徳、延命長寿、武運・勝運
神仏習合洩矢神(もりやのかみ、もれやのかみ)
ミシャグジ神

国譲り神話において、高天原より遣わされた健御雷神(タケミカヅチ)は、大国主神(オオクニヌシ)に国譲りを促したところ、オオクニヌシは息子の事代主神(コトシロヌシ)に訊いてくれと答えた。コトシロヌシは同意したが、オオクニヌシは建御名方神(たけみなかたのかみ)にも訊いてほしいという。力自慢の建御名方神は「簡単には認めない。力比べで勝負して決めよう」と提案し、タケミカヅチの手を掴んだ。

しかし、百戦錬磨のタケミカヅチにあっさりと投げ飛ばされてしまう。敗れた建御名方神は逃げ出し、出雲から諏訪まで追われ、「命だけは助けてほしい。今後この地から出ることはない。葦原中国(あしはらなかつくに=日本国土)は天津神(あまつかみ=高天原の神々)に譲ります」と懇願した。以来、諏訪神となったと伝えられる。

上記の神話は、古事記編纂者である中臣氏が祖神であるタケミカヅチの強さを誇張しているという指摘がある。もともと建御名方神は諏訪の地域を征服した有力神だったとの説が有力である。当初は「風の神」としての性格が強かったようだ。また、征服される前の地元神は縄文文化の神(ミシャグジ)であり、狩猟の神、諏訪湖に宿る龍神(水の神)であり、その性格も後に習合して併せ持つようになった。

建御名方神のパワースポット

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