日本グランド・ロッジの都市伝説
名称 | 日本グランド・ロッジ |
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ふりがな | とうきょうぐらんどろっじ |
主祭神 |
【各種象徴体系】 宇宙の偉大な建築者(G.A.O.T.U.) コンパス 直角定規 摂理の目(万物を見通す目) ヤキンとボアズの柱 髑髏(ドクロ) ヤコブの梯子 鏝(こて) 鑿(のみ) エプロン |
創建 | 1950年 |
住所 | 東京都港区芝公園4-1-3 東京メソニックビル |
アクセス | 地下鉄「神谷町駅」より徒歩6分 |
別称 | 東京メソニック協会 東京グランド・ロッジ |
属性 | 太陽・宇宙・天、宗教フリー(but 無宗教はNG) |
公式HP | http://www.tma-japan.org/ |
【都市伝説1】
1717年、ロンドンにあった四大ロッジ「鷲鳥と焼き網」「王冠」「林檎の木」「王杯と葡萄」が統合され、世界最初のグランド・ロッジが設立された。このグランド・ロッジはやがて「象徴的ロッジ(シンボリック・ロッジ)」や「地区グランド・ロッジ」の認証機関となっていく。なお、四大ロッジの名称は、当時のフリーメイソンリーが会合に使用していた居酒屋の名前である。
【都市伝説2】
「明治維新はフリーメイソンによって成し遂げられた」「坂本龍馬はフリーメイソンだった」「すべての黒幕はスコットランド出身の貿易商人トーマス・ブレーク・グラバーだ」そんな説が存在する。確かに長崎のグラバー邸の近くにはフリーメイソンのシンボルが刻まれた石柱が置かれている。しかし、それだけでフリーメイソン=グラバー=坂本龍馬=明治維新を一本で結ぶことはできない。真相はこうだ。グラバー邸は、元々別の場所にあったが、1939年に現在の地に移る。1957年に歴史的建造物として長崎市に寄贈され重要文化財となる。その後、長崎に住んでいたイギリス人の邸宅にあった例の門が同じく歴史的建造物として寄贈され、現在の場所に置かれたのである。これが偶然なのか必然なのかは未だ謎に包まれているのだ。
【都市伝説3】
スタジオジブリの宮崎駿が初めて監督を担当した映画作品「ルパン三世 カリオストロの城」には、フリーメイソンの儀式・儀礼がいくつか登場している。なお、カリオストロという人物にはモデルがおり、稀代の詐欺師である。実在したカリオストロ(1743-1795)は、シチリア島の貧しい家庭に生まれ、後に学問を極め、貴族たちに取り入っていく。ニセ薬やニセ護符を売りさばいたり、ユダヤ人から金を騙し取ったり、「カリオストロ伯爵」を名乗りながら各地を巡礼。転機は、フリーメイソン・エジプト起源説に関するジョージ・コフトンの論文だった。それを手にした彼は、東欧にパトロンを見つけ、エジプト派フリーメイソンリーを立ち上げる。言っていることは支離滅裂だったが、インターネットもない時代、ヨーロッパに広がるフリーメイソンの体系知識の真偽を確かめる術もなく、圧倒的な勢力を築き、今も正統な事実を求める歴史家たちを悩ませている。