木花咲耶姫神
更新日: 2010年12月10日 09:53:32
名称 | 木花咲耶姫神 |
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ふりがな | このはなのさくやびめのかみ |
別称 | 木花之佐久夜毘売命 木花開耶姫命 木華開耶姫命 木花咲耶姫命 木花佐久夜毘賣命 神阿多都比売命(かむあたつひめのみこと) 神吾鹿葦津姫命(かみあたかあしつひめのみこと) 豊吾田葦津媛命(とよあたかやつひめのみこと) 鹿葦津姫命 酒解子神(さけとけのこのかみ) このはなのさくやひめ |
神格 | 山の神、酒の神、火の神 安産の神、子育ての神 |
御神徳 | 農業、漁業、子授け、安産、交通安全、火除け、機織守護 |
神仏習合 | 浅間明神、富士権現、浅間菩薩 |
富士山の精霊と考えられ、浅間大社に祀られる女神。名前の「木花」は「桜」とする説が有力。桜の花のような美しさの象徴である。古事記によれば、アマテラスの孫神ニニギが日向国に降臨した際、笠沙の岬で絶世の美女に出逢い求婚する。この話に喜んだ木花咲耶姫神の父オオヤマヅミ(山の神の総大将)は姉のイワナガヒメと共に嫁がせようとしたが、ニニギはブサイクなイワナガヒメを送り返してしまった。
オオヤマヅミは次のように嘆いたという。「娘二人を差し出したのには理由がある。子供が石のように永く生きるようにとイワナガヒメを、桜のように栄えるようにと木花咲耶姫神を。しかし木花咲耶姫神だけを選ばれたなら、子孫は花のようにはかない寿命となりましょう」と。今でも天皇(および人間)の寿命が短いのは、この説話が理由だと伝えられている。
また、木花咲耶姫神は一夜で身篭ってしまい、ニニギに「浮気ではないか」と疑われ、身の潔白を証明するために火をつけた産屋の中で3柱の御子を出産した。出産に喜んだオオヤマヅミは酒を造り神々にふるまったので「酒解神(さけとけのかみ)」と呼ばれ、木花咲耶姫神は「酒解子神(さけとけのこのかみ)」と称されるようになったとのこと。なお、生まれた御子の1柱「ホオリ」は神武天皇の祖父にあたる。
木花咲耶姫神のパワースポット |
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