七福神
更新日: 2010年08月18日 17:26:53
名称 | 七福神 |
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ふりがな | しちふくじん |
別称 | ※下記神々の総称 大黒天 恵比寿神 弁才天 毘沙門天 布袋尊 福禄寿 寿老人 |
神格 | 七福神 |
御神徳 | 現世利益全般 |
神仏習合 | 大黒天(ヒンドゥー教と仏教の神、神道の大国主と習合) 恵比寿神(神道) 弁才天(ヒンドゥー教と仏教の神) 毘沙門天((ヒンドゥー教と仏教の神) 布袋尊(中国の仏教僧) 福禄寿(北斗星信仰、道教の神) 寿老人(北斗星信仰、道教の神) |
商業が発展してきた室町時代末頃から、民衆(主に町人)の間で生まれた日本独自の民間信仰。仏教典『仁王般若波羅密経』下巻にある「七難即滅、七福即生」の数字の「七」にちなむ。仏教、道教、ヒンドゥー教、神道などさまざまな信仰が合わさり、独特な日本の精神性を表している。
たとえば「笑う門には福来る」のように昔の庶民にとって幸福は外からやってくるものだと考えられていた。自分で生み出すのではなく、神様からの贈り物だったのである。これは時に恵を与え、時に脅威となる大自然への畏敬の念に通じる生活感覚そのものではないだろうか。農民・漁民は天気を畏れ、商人は没落=貧乏神を畏れた。そうした不安を解消してくれる神様を求めたのである。
圧倒的な貧富と階級の差があった弱者層(農民・漁民・商人たち)にとって、物質的な困窮はすなわち死を意味した。彼らが願ったのは、高尚な理念よりも、過酷な現実からの救済=現世利益だった。物質的な豊かさや金銭の多さこそ幸福と捉えていたように思われる。そんなはかない幸福への夢を一つの宝船に乗せ願ったのだろう。
七福神のパワースポット |
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